第16話《左右と陰陽の関係》

今回の話は本筋からはそれますので読まなくても特に問題はないですが、お時間のある方はお読みください。

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Go: 前回まめちびが鋭い質問をしてくれたが、東洋医学の教科書では、右が陰、左が陽となっているが、右が陽、左が陰と全く逆の説もよく見られる。
この矛盾はどういうことなのかってことだったね?

まめ: そうです。

Go: 実はまめちびが言った右が陽、左が陰という考え方は西洋で当たり前だった考え方なんだ。
では東洋医学が発展した中国ではずっと右が陰、左が陽なのかっていうとそうではなくて時代ごとに変化してたりする。

まめ:時代ごとに変わる?

Go: そう、この時点でもう謎だらけだ。
まずは自分たちが習ってきた、右陰、左陽が表れているものを歴史の中から探してみよう。
どうやら日本古来から右が陰、左が陽というのが常識だったようだ。
日本絵画で古来の古いしきたりでは、太陽と月を一つの絵に描くときは、月を向かって左に、太陽を向かって右に配置する。
月(陰) 太陽(陽)
という配置。
月と太陽側からだと月が右(陰)、太陽が左(陽)。

中国の盤古伝説では、宇宙の始原を意味する神、盤古が死んでからその左目から太陽が、右目から月が生まれたとされる。
日本の神話にもよく似たものがある。
イザナギ神が左目を洗った時に天照大御神=太陽神、右目を洗った時に月読命=月神が生まれたとされる。

雛人形も古代の作法に従うと、向かって左に女性、右に男性の人形を飾る。
これはやはり東洋古来の右が陰、左が陽の法則に従っている。
ただ注目すべきは、明治時代あたりに西洋の文化が急激に入ってきてから、関東では逆に飾ることが流行りだして、現在の京雛と関東雛の違いになっている。

言霊学で言えば、左は「火足り(ひたり)」=陽、右は「水極(みき)」=陰
ちなみに合わせると火水=かみ(神)となる。

ちょっと話はそれるが、左大臣と右大臣どっちが偉いか知ってる?

まめ: 知らないです。

Go: 答えは左大臣。左上座と言って左に偉い人に座ってもらう習慣もある。
さっき中国で時代によって左右の概念も変わってくると言う話をしたが、例えば漢の時代は右上位、唐の時代には左上位になる。

まめ: なんでですか?

Go: それは知らん。
漢の時代は右上位、現在でも"左遷"と言う左にマイナスイメージを持つ言葉も残っている。
その後なぜか、徐々に左が上位になり唐の時代には左上位になった。
遣唐使など送って、そのころの唐文化の影響を強く受けているために、現在でもその頃の左上位の文化が残っているものと思われる。

素問に"聖人南面す"とある。
君主が太陽の方向の南を向いて座ると、君主を向いて座る臣下は自ずと北を向く。
君主は南を向いているので、東は左、右は西。京都でも御所から見て東が左京区、西が右京区だね。
太陽が昇る方向は君主から見て東、つまり左になるね。
臣下の位置は君主から見て、日が昇る方角、つまり東であり左に、上位の左大臣を持ってきたのではないかな。

話が逸れたが次に右陽、左陰が表れているものはなんだろう?
西欧文化では右優勢の文化なんだな。
右は善で神聖。左は悪で汚れ。という考え方があった。
現在の結婚式でも結婚式では右が男性、左が女性なんだ。
これは西洋文化が色濃く反映されているからか。
キリスト教でもヒンズー教でもヨガでも右側が男性性、左側が女性性。
レイキでは右が与える側で男性性、左は女性性。
アーユルヴェーダでは右半分が男性性、左が女性性。
チベット医学では、右目から男性性、左目から女性性などを読み取る。
チャクラは右は男性性、左は女性性。
ちなみに街でカップルを見ると右に男性、左に女性の組み合わせが多い。

まめ: あ、逆だ⁉︎今度は全部右側が陽の男性性で左側が陰の女性性。
もう訳がわかんなくなってきた…

Go: おれの頭も大混乱だよ。
頭の混乱ついでに脳も見てみよう。

まめ: え、脳にも陰陽が⁉︎

Go: 左脳は言葉、論理、読み書き、合理的な思考、計算、時間の感覚を担当している。
右脳は感覚、全体のつながりを把握する能力、抽象的概念、シンボルの理解、絵や夢の領域を担当している。
これを見ると脳から陰と陽がわかりやすく汲み取れる。
左脳ー理論的ー男性性ー陽
右脳ー感覚的ー女性性ー陰

まめ: あ、やっぱり東洋古来の考え方と同じだ!

Go: その通り、脳に東洋古来の陰陽が現れている。
しかし不思議なことに脳と担当する半身は交差していて、右脳は左半身、左脳は右半身を担当している。
根本はやはり右陰左陽だが、体レベル、物質レベルでいうと逆になる。

まめ: なんだか混乱しっぱしです。何が正解かわからない…

Go: とにかくこの地球上での場所と国と、暦や歴史、宇宙の天体の運行、様々な要因で左右の概念が違ってくる、としか言えない。
以上!

まめ: なるほど。右と左の謎が綺麗に解けたらもっとよかったですけど、勉強にはなりました。
今回中々マニアックな話でしたけど、日常には全く役に立ちませんね。

Go: そうなんだよ、頭が疲れるわ、答えも出ないわ…この回必要なのか⁉︎

まめ: でも私も知りたい欲求はあります。
引き続き研究を続けてみましょうよ。
たまには未完成の回もあっていいんじゃないですか?

Go: それもそうだな。
ではみなさん、情報、せーの
お待ちしておりまーす! まめ: あ、ま-す……何これ?

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