第42話《バイオリズムとなるようになるお話》

ここは山と海に挟まれた、とある田舎町。
町の中心から続く県道をしばらく走り、トンネルを抜けた先の小さな住宅街の一角。
地域の人に”イヤシロチ”としてこよなく愛されている鍼灸院がある。
その名も『鍼Go!堂』
ここで働いているのはたったの2人、どこか抜けているが患者の信頼は厚いGo院長と、立派な鍼灸師を目指す弟子2年目のまめちびだ。
おや?今日もなにやら会話が聞こえてきましたよ?
早速聞き耳を立ててみましょう。

Go: 生体には体の位置を変えても血圧が一定に保たれる仕組みや、環境温が変化しても体温が一定に保たれる仕組みがある。
これをホメオスタシス生体の恒常性と言う。

まめ: 聞いたことがある気がする。

Go: そりゃそうだろ、学校で習ったはずだ。

まめ: あ~そうでしたっけ?忘却システムが過剰に働いています。

Go: ホメオスタシスとは安定した状態を意味するが、固定した状態を意味するものではない。
刻々と変化する生体の内部、外部環境の変化をフィードバックの調節をしながら、自律神経系、内分泌系、体性神経系の出力を介して適切に調節される。
例えばなんらかの原因で動脈圧が上昇すると、圧受容器が興奮し、その情報は脳幹に伝えられる。
その結果、心臓血管支配の交感神経活動は反射性に減少し、心臓支配の副交感神経活動は反射性に増加して、心拍出量の低下、血管拡張などの反応が起こり、動脈圧は下降して、ある基準値で安定する。
さらに交感神経に支配される副腎皮質からのカテコールアミン放出の減少も動脈圧の低下に寄与する。
逆に動脈圧が基準値以下に下降すると、圧受容器の活動が減少し、上記と逆の反応が起こり、その結果、動脈圧は上昇して再び正常範囲で安定する。

人間の持っている機能、すごいとは思わないか?
人は常に変化をしている、その変化に合わせて調節してくれている。

まめ: あまりにも当たり前の機能だけどすごいですよね。
寝返り打ちながら同時に心臓や血管の調節をしてくれなかっただけで、あっという間に死にかけますよね。
そのホメオスタシスの働きに代表的なものが4つあります。

  1. 体液の電解質の調節
  2. 浸透圧の調節
  3. 血糖値の調節
  4. 体温の調節

    Go: おい、いつの間に教科書持ってきたんだよ。
    その4つを生理学的な視点で見るだけでも、感動的なんだよ。
    そしてミクロな視点で見ると驚くほどに安定していない。
    静止した状態がなく、常に動的なんだ。
    常に動的に揺れ動いている、これが森羅万象なんだ。
    これがまさに陰陽のリズム!
    この視点で人生や病気をみて欲しい。
    全てが宇宙のリズムに乗っているんだよ。

まめ: さすがに人生や病気をただのリズムだなんて思えませんけどね。

Go: 確かに、当たり前だが人は自分視点でしか見ることが出来ないからね。
このホメオスタシスのバイオリズム、陰陽のバイオリズムと言ってもいいこの現象は体だけではなく、宇宙全体、森羅万象だ。
よく聞けよ?
驚くことに文明すらもそのリズムを形成してる。

まめ: え⁉︎文明が?まさか⁉︎

Go: 天体の運行と生命の繁栄の地が関係する。
千賀一生氏によると

「地球と言われる巨大な命は、一種のバイオリズムを持ち、その再活性化ポイントは、1611年に22.5度、すなわち地球上を1/16角度分、円周上を移行するのである」

まめ:???

Go: 興味があれば千賀氏の著書を読んで欲しいが、今回は少し引用させて頂いて、宇宙のダイナミズムに触れていこう。

先ほどの数字、これは歳差運動から導き出されたものなんだ。
歳差運動とはコマを回した時に、コマ自体は軸を中心にびゅんびゅん回っているが、傾きがあるとゆっくりと首を振りがながら回っているあの回転のことね。
地球の自転軸は公転面に対し23.45度傾いている。
それが回転すると、コマのようにゆっくり首を振る。
この一周とは春分点が一周することで25776年かかる。

春分点が黄道(太陽が通るルート)に沿って少しずつ西向きに移動する現象。
これを歳差運動と言うんだ。
春分点の移動速度と全く一緒なんだ。
地球は24時間で一回転自転をしているが、歳差運動で一回転するのに25776年かかる。
これが地球の大きなリズム。
25776年を16で割ると1611年になるんだ。
"16"や"4"は聖なるリズムなんだ。
私たちが聞いている音楽のほとんどは16ビートだと言うことにも、我々がそのリズムの心地よさを無意識レベルで体感している。
16ビートは4/4拍子で16分音符が4・4・4・4で形成されている。
一年には春夏秋冬があり、春分、夏至、秋分、冬至というポイントがある。
このポイントを境に、陰と陽の16ビートを刻んでいる。

まめ:なるほど。
その25776を16で割った1611にはどんな意味があるのだろう?

Go: なんと文明の発展衰退が、天体の運行と完璧に調和し、大きなバイオリズムを形成している。
ここでは簡単にしか触れないが、西回りスピンと東回りスピン双方が、完璧なリズムを形成しているんだ。
どちらも気持ち悪いほどに綺麗なリズムを打って文明が発展し衰退している。
1611年ごとに22.5度移動しながら、寸分の狂いなく文明が発展し、衰退している。

まめ:本当ですか〜?にわかに信じがたいですが…

Go: シュメール文明の中心エリドゥから東に正確に22.5度はインダス文明の中心地モヘンジョダロ。
次はガンジス文明、ここもインダス文明の誕生の地モヘンジョダロから22.5度東。
次は西暦400年、112.5度、唐、ガンジスの中心から22.5度東には、位置的に唐の真中心ぴったり洛陽がある。
そこから1600年が現代なんだけど、その中心が日本であることはまた別のお話。

まめ:そんなの歴史で習ってない!あまりにも衝撃です!

Go: 時代を揺るがす大きな出来事もその1/16リズムが関係する。
1611年の1/16は72。
この72年周期のリズムも存在するんだ。
阪神淡路大震災も関東大震災など、これまでの大きな震災がことごとくこのリズムに乗っている。
他にも歴史上様々な大きな出来事が1/16リズムに乗っている可能性がある。
余談だが、今私たちが生きているこの時代、1/16リズムと共に25776年の聖なる1/4リズム(6444年)のリズムも重なっている。
1/4と1/16リズムが重なっているこの時代を生きてるってことは、宝くじの一等が何回も連続で当たるくらいでは足りない程の貴重な体験だと言っていいかもしれない。

まめ:歴史の見方が完全に変わってきました。

Go: 今話したことは全体の中のほ〜んの一部で、知れば知るほど感動する話なんだ。
ダイナミックな話はこれくらいにして、もっと身近で小さなリズムの話をしよう。

睡眠は、90分で深い睡眠と浅い睡眠を繰り返すのは知ってるな?

まめ:もち!

Go: 地球の自転は1回転が24時間。
その1/16は?

まめ:え?24時間の1/16?
ちょっと待ってくださいよ。数学全然ダメなんですよ。
携帯で計算…と…
すご!90分だ!

Go: そう、なんとここにも1/16リズムが働いている。
一年は365日。
これを16で割ると23日。

まめ:あ!人間の体の周期は23日だって聞いたことある!

Go: そう、人の体のバイオリズムとして知られている人間の体のリズムなんだ。

まめ:文明のリズムや大震災のリズムとおなじだ!

Go: 地球が太陽を回る公転にも聖なるリズムが働いている。
夜の10時から2時に最も高い疲労回復をもたらすことはよく知られているが、深夜の12時前後、これは人間を中心に見ると、太陽との一直線上に地球の中心が来た位置になる。
恒星の中心軸と惑星の中心軸とが一直線上に並ぶ時、一つのリズムを形成する。
このリズムの節目は生命を活性化させる作用があるらしいんだ。
例えば金星や他の惑星が太陽と一直線上に並んだりすることが話題になったりするが、我々の体はもちろん人生そのものに影響してくるんだ。
新月と満月の日には人間の細胞レベルで微妙な変化を起こす。
リセットのタイミングでもあったりする。
地球と月だけではなく、他の恒星が一直線上に加わると、その働きはますます強まるという。

まめ:これまで占いなんて馬鹿らしいって思ってたけど、天体の動きが文明とか人に影響しているのを目の当たりにすると、占いが崇高なものに感じてきた…

Go: 易経なんかも勉強すると面白いと思うよ。

まめ:生かされてる感ハンパないっす。

Go: すべての周期運動は1/16、22.5毎にその周期スケールに応じたバイオリズムを形成している。
私も最初半信半疑だったが、文明や大きな災害、体のリズムなど驚異的に正確なバイオリズムの一致を目の当たりにすると、信じざるを得ない。

まめ:同じく。

Go: 全ては宇宙のスピンのバイオリズムであり、全ての現象はホメオスタシス、であるとも言えるかもしれない。
超俯瞰で見るとこうも言える。

森羅万象全ての現象は、ただ起こっているだけ。

まめ:でも先生、病気で苦しんでいるときにはその知識は役に立ちません。

Go: わかってるって、そういうときに役に立つのは症状を和らげる治療や対処法だ。
でも治療法や対処法なんてのはなんでも良い。その人が選んだものが正解だ。
その忌まわしき病気を通して、さらに深い部分を知ることの方がもっと大事なことなんだ。
この流れで最初の方に同じようなことを言ったが、改めてもう一つ名言を言わせてもらいたい。
日常で結構な人が使ってる言葉

「なるようになるさ。」

まめ:真面目さ半分適当さ半分で私も言ってたけど、今はちょっとコクと深みが違うわ…
言い方変えるとさ、どうあがいてもなるようにしかならない!

Go: その通り。

まめ:これからみんなに堂々と言うわ!
なるようになるから!って!

Go: 使いすぎるとただのバカになるから気をつけろよ…

第43話

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