多発性硬化症

最近いろんなお国の方を治療する機会が多いのですが、今年に入ってからもポルトガル、韓国、中国、タイなどいろんなお国の方がいらっしゃいました。
特に日曜日に。日本語が話せる付き添いの方が日曜日には一緒にこれるからでしょうか?
奄美ではこういうことは少なくなるでしょうから貴重な機会です。

今日お話ししたいのは最近来院されたイギリスの女性、二ヶ月前に多発性硬化症を発症してしまって(日本で検査して病名がわかったのはつい数日前)腕やらいろんなところの痺れや動きにくさなどを始め色んな症状がありとても辛そうで落ち込んで笑顔もなく来院されました。
話を聞き診断してみると、とても普通の頚椎症ではないな、という状態。この翌々日に病院で多発性硬化症と診断されました。納得…
脈にも体にもストレスがかなり現れていました。
いつも通り患部を触らず治療すると、疑問を持たれたので「全身のバランスを調整してるんですよ」といい治療を終えました。
そして翌日には、「発症してこの二ヶ月の中で一番いい状態!痺れが午前中は全くなくなった!ベリーナイス!」
最初の暗い顔から一変、笑顔を見せてくれるようになりました。
その後も毎回鍼をやるとかなり改善をしてきましたが、実は今日治療がすでに終わり明日には帰国。
これから病気と付き合っていかなければならないので、コンディショニングカルテというものを渡しました。
それには、これからの人生や生活の上で必要なこと、生き方や食事、運動などについて書き、それを渡して最後の治療を終えました。
前回の治療のときお金を多く払うからもっとやって、とも言われましたが、今たくさん鍼を打ったところでどうあがいても明日からの治療はできない。
それにこの病気は完治する病気ではないので、鍼灸をやるにしても継続した治療で進行を抑え症状を楽にすることが必要なんですよね。
ただしこの治療は、ただの患部治療、つまり表面的な治療ではおそらく全く効きません。
イギリスの鍼灸事情ってどうなんでしょうね?もし読者の方でイギリスに腕のいい鍼灸師を知っていたら教えてください。

これは自分の宣伝でもありますが、多発性硬化症のような難治性のものでも症状を和らげたりすることは鍼灸にも十分に可能です。
あらゆる病がありますが、鍼灸はうまくいけば本当に様々なものに効き目があるので、私自身ほかにも色んな病気を扱ってみたいと思っています。
ただ重病や難治性の病気を扱うときは「ちょっと怖い」というのが本音。
鍼の鍼の効き方によっては何が起こるかは完璧には予測できません。
その予測も経験と技術の向上によって、狂いがなくなっていくものだと思います。
鍼灸は本当に難しいです。一生をかけて精進して腕を磨いていくものです。
これからさらにあらゆる病気に対応していける治療家でありたいと思っています。

2件のコメント

  1. 日本滞在中に先生の治療に出会ったこと
    、素晴らしいことです!コンディショニングカルテが役に立ちますように…

    日本に住んでいても、先生方の治療にたどり着くのは大変。
    私は、小学生の時に「あなたは風邪を引きやすいから」と町の鍼灸院に連れて行かれ治療を受けていました。鍼をさすので、恐怖感いっぱいでした。
    その後は、ブームに乗って?カイロプラクティック通い〜父が頼んでいた訪問マッサージ〜同じく訪問鍼灸〜中国鍼〜○血(怪しいかも⁉︎)〜商業施設内のお手軽マッサージなどを経て、今に至っています。

    初診は首が回らなくなり治療を受けたのですが、その後しばらく我が家では、この治療をマジックとか魔法と表現していました。
    しかし、それは魔法では無かった、悪くなるには理由があり、治療もちゃんと説明がつく、ということが理解できるようになりました。

    それまで「病気のデパート」と言われるくらい不調を訴え積極的病院通いをしていた私ですが、捉え方が変わったことで病院に行くことも減り、気持ちも随分楽に過ごせています(^_^)

    難病への鍼灸治療は、とても関心があります。身内一族に、自己免疫疾患をもつ者が複数いるからなのです。みんなまとめて鍼灸治療に連れていきたい気持ちです。
    私は治療家ではないので自分で確かめることはできませんが、これからも先生のブログから色々な治療の様子を知りたいと思っています。

    1. コメントありがとうございます^^
      イギリスの方もたまたま日曜空いてるところを調べて来院されたのかもしれませんけど、これもご縁でしたね。養生と腕のいい鍼灸師が見つかり改善することを祈るばかり。
      は〜色んな治療院を経て◯血やってるとこにも行かれてたんですね。
      東洋、代替医療系に目を向けると新たなものが見えてくるけど、病院巡りしていると何も見えなく解決しないことが多いので、ikeさんの小学生時からの流れが今に結びついてうちとの出会いもあり、私も嬉しいです。
      ikeさんも自分の体の不調という、一見マイナスの要素みたいですけどその学びは大きいですよね。東洋医学、体や心や病気のことを学んでいくと生き方や人生そのものに結びつく気がします。私がそうでしたから。
      私のブログはいつも鍼灸に関係ないことばかりつらつら書いておりますが、また治療報告も書いていきたいと思います。ありがとうございました。

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