奥さんの咳の話

先日の奥さんへの治療は中々興味深い症例でした。
出産して一ヶ月間実家で生活し、その後帰ってきたときの話。
その時点で咳がかなり出ていて、特に朝晩はひどかったんですね。
一度咳が出るとコンコン止まらない状態でした。
もちろん鍼治療を毎日しました。
いつもうちの奥さんの治療は面白いほどによく効くのですが、今回は3日間治療をしても全く症状が変わらず。
発症時(実家にいたとき)から考えると10日近く症状が全く変わらず、という困った状況でした。

そんな感じで治療を繰り返してはいましたが、あるときとうとう見つけました。
なんじゃこりゃ?

肩にアザかシミのようなものが見えますでしょうか?
触ると明らかにゴリゴリとまるでスーパーボールが入っているようです。
このコリ、いわゆる瘀血の塊ですね。
患部に丁寧に鍼をするとだいぶコリが柔らかくなってきました。
するとその後どんどん楽になり、あんなに頑固だった咳が翌日にはほとんど止まりました。

私にとってかなり面白い経験でした。
一見すると咳と全く関係のない場所ですしね。
普段は脈をみてそれに従い鍼を打ちますが、手足に重要なツボが集中していますので、完全にノーマークでした。
でも確かに、、ここは大椎などが絡んで喉の異常や咳につながる可能性のある経絡の流れも存在しますから、無関係ではない場所。
固定観念などにとらわれず柔軟な診断と治療をしなければと、反省と共にいい勉強になりました。

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