奄美随一の砂糖を作る匠 後編

奄美随一の砂糖を作る匠 前編

次の工程は大きな釜で煮詰める!

ゴーとすごい火力

石灰を入れます。
これを入れることによって不純物が分離してアク(下の写真)が出ます。
ただこの石灰も添加物、一般的な量よりもかなり少ないとのことでした。

とにかく煮詰めながらどんどん出てくるアクをすくい取ります。
ほとんどアクを取らずに作る地域もあるそうですが、この過程を丁寧に丁寧にやると、黒砂糖とはいえ淡く綺麗な色になり、味もピュアな黒砂糖の味わいになります。

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私もニヤニヤしながらアクを取らせてもらいました。
見てるだけではわからなかったけど、ちょっとやっただけで前腕がパンパンになります。

焚きながらしばらくアクを取り続けると、もう一つの釜に移します。

風邪で喉を痛めていましたが、この蒸気ですごく楽になりました。
なんらかの効果があるのでしょうか。

粘りを見ています。

さらに煮詰めながら丁寧に、手を止めることなく混ぜ続けます。
そして煮詰め終わったものがこれ。

水飴みたいな感じ。
丸い機械に移します。

この機械で撹拌することによって空気を混ぜ込むようです。
この工程によっていわゆる黒砂糖となるのです。

綺麗な色ですね〜。

そして、、冷えたらいよいよ完成です。
出来立ての黒砂糖をいただきます。

うまーーーい!!!!!
砂糖を舐めて甘いのは想像できるけど、こんなに美味しい!!と感じるとは思いませんでした。
砂糖で感動したのは初めてです。
ブロックごとペロリといけちゃいそう。

現在買えるところは、奄美内の数店舗のみです。
大量生産もしていないので運良く買えたらラッキー。
購入できる場所を知りたい方はご相談ください。

患者さんにも砂糖は極力避けるように指導することも多いのですが、かくいう私も甘いものは大好き。
うちでも手作りのパンやパウンドケーキをよく作っており、メープルシロップが基本の甘味です。これからこの黒砂糖も使ってみようと思います。
もし白糖でパンやお菓子作りをされてる方がいらしたら、こういったこだわりの黒砂糖を使ってみてはいかがでしょうか。

叶さんは他にも自然農法的な栽培方法で柑橘類や野菜なども育ててらっしゃるようです。
いつか他の農作物の見学にも行ってみたいですね。
叶さん、貴重な体験ありがとうございました。

3件のコメント

  1. このお砂糖欲しいです〜!!ネット通販とかで買えたらいいけれど、買えなさそうですよね、、、。うちは夫も甘党ですし、息子も甘い物大好きになって来てしまったので、(泣)、でも、こんなに素晴らしいお砂糖だったら、このお砂糖でお菓子を作ってあげられたら、最高ですよね!

    今日、小泉漢方堂に行きました。風邪でボロッボロでしたが、A先生の治療を受けて、回復して来ました。☺️
    新郷先生のニヤニヤ顔、いいですね〜。すごく楽しそうです。笑笑。人間、ニヤニヤするような楽しいこと、興味があることをどんどんすべきだなぁ〜!と、思いました。

    1. そう言ってもらえるとブログに書いた甲斐があります!(⌒▽⌒)来年でよければご自宅の方に送ってもいいですか?

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