待合室に新しい掲示物が増えました。《礎石指南》なるものを作りました。
礎石指南とは私の造語のようなものですが、当院に通院する心構えと、基本の治療理念を合わせた意味合いを持たせています。
なぜわざわざこれを作ったかというと、治したい、という強い思いから、患者様に当院の治療スタンスをしっかり伝え、理解してもらう必要があったからです。
治りたくない人(潜在意識の中で結構いるんですよ)、変わりたくない人、体と心の声を無視し向き合う気がない人には、私は積極的には治療したくないので、当院の治療スタンスをご理解いただけるかたのみ、来ていただければと思っています。
何も語らず、ただ鍼を打つことでも治療効果は発揮されますが、発症の原因となった奥の部分に触れずしては本質的に治ることはありません。
その場で痛みが止まったとしても、根っこが同じならまた形を変えて現象化します。
浅いレベルの治療ではなく、深いレベルの癒しを起こしたい、それが私の治療への思いです。
このような流れから《礎石指南》を作りました。
内容は以下の通りです。
通院について
・予約時間をお守りください。
・当院では脈診の診断が中心となることから、予約時間の10分前には来院し、呼吸と脈を整えて下さい。
・遅刻が多い方は治療をお断りすることがあります。
・予約の変更やキャンセルは極力前日までにお願い致します。
治療時の注意点
・症状に関わらず、Tシャツや短パン等、肘と膝が出る楽な服装でお待ち下さい。
・治療室での携帯電話の使用は厳禁です。電源をお切りください。
治療後の反応について
・治療後、一時的に様々な症状が出てくることを、漢方では瞑眩(めんげん)と言います。
これは病が治る過程で現れてくる好転反応であり、副作用ではありません。
病気や症状についての基本的な考え方
・症状には大きく二つの意味合いがあります。
一つ、心身からの声であり、何らかのサインを症状として出し警告すること。
一つ、心身の歪みを解消したり、病を治す方法として症状を出すこと。
症状があるのは、あなたを苦しめるためでも体をむしばむためでもありません。
これらのことを理解し、まず症状に感謝してください。
・外的な要因は表面的なもので、人はあらゆる病気や症状を自分で作り出します。
そのため、外的な治療法だけに頼る受け身の姿勢であれば、意識を変えることが必要です。
病気や症状の原因を自分以外のせいにし、自分を省み改善する気のない方は、治療の意味がありませんので、当院での治療はお断りさせていただきます。
治すのは患者様本人であり、鍼灸や医療はサポート役だと考えてください。
食生活、仕事、夫婦関係、人間関係、生き方、精神性、感情の過不足、人生そのものが今の体に反映され、それらが、自律神経、内分泌系、筋肉、神経、精神、経絡や高次の波動領域に作用し、症状を生み出します。
よって当院では、腰痛や肩こりでも意味のない患部治療は行いません。
なぜならそこに原因がないからです。ただし場合により意味のある患部治療を行うこともあります。
養生について
・睡眠は十分とること。
・治療当日にアルコール類は飲まないこと。
・食事の内容と量、そして食への態度に気を配り、より自分に合った食生活へと意識を高めること。
・常に心と体の声に耳を傾けながら生きること。
・過去や未来の雑事に気を取られ、珠玉の『今』を無駄にしないこと。
・感謝すること。
その他、各人に必要なことを指導致しますが、最も大切なことは、真剣に心身と向き合う心構えです。
鍼灸治療は病気ばかりでなく、体質を改善し病気にかかり易い素因を取り除いてくれます。
定期的な治療をすることにより疾病を予防し体力の向上をはかり、健康管理の医術としてその真価を発揮します。
小泉先生のとこにもありましたねー。
これを作るほどに繁盛?(たくさんの患者さんから支持されて)してるんだなーって思いました。
色々奥深いことが書かれててフムフムって思いましたよ(*´艸`)
小泉先生ところのは既製品なんですけど、あれだと言いたいことの2割くらいしかないので、新しく作りました。
私の成長を昔から見守ってくれてるさすがゆっきーさん、そう、これを作るほど、これを堂々と言えるほどに多くの奄美の患者さんに愛されています^^
この礎石指南の奥深さを感じてもらえて嬉しいです♪♪