10月9日、進路ガイダンス当日。
立派な会場、そして専門職の方の話を直に聞ける、貴重なイベントです。
改めて簡単な主旨を言うと、主に中高生をターゲットとして、かっこいい大人たちを見てもらって、奄美でもこんないい仕事があるんだよ!ということを伝えるイベントです。
奄美の子達出てったまま帰ってこない人の方が多いということなので。
今年で3回目ということです。主に医療従事者が中心です。
司会は画像左の緑のTシャツ、渡陽子さん、奄美で知らない人はいないのではないでしょうか。会場に常に笑いを届けてくれ、とても素晴らしい司会ぶり、さすがでした。
この画像で私がどれかわかるかな?
文字起こししてみました。
アドリブでしたが、何とか言いたいことを短くお話してみました。
渡さん:鍼灸師とはどんなお仕事ですか?
新郷:扱ってるのは、気とか生体エネルギーですね。経絡とかツボとか、、ん~ちょっと怪しい話になってきます。(会場笑)それを使って病気を治したり、心身を癒していく、そんなお仕事です。
(中略)
渡さん:新郷さん、中高生に向けてメッセージをお願いします。
新郷:はい、限られた時間で鍼灸について語るよりも、これからの進路の指針となるような話をしたいなと思って、つい先ほど渡さんにこういう質問をして下さい、とお願いしたんです。(他の方々は基本自分の仕事についての話のみなので、あえてこう話してます)
僕が考える仕事っていうのは、仕事の根本の根本は、困っている人だったりとか、助けて欲しい人に対して助けてあげて、その人が喜んでくれる。これが仕事の根本だと思うんですよね。これがまず一つ。
それと、もう一つはね、
『自分らしさの延長線上に仕事がある。』
…
『自分らしさの延長線上に仕事がある。』
これわかりますかね。
どういうことかっていうと、例えば僕の話をするとね、生まれつき足が悪くて今も杖ついてますけど、輸血でC型肝炎もらったりとかね、あと家庭環境ボロボロだったりとか、これまで結構ダークサイド歩んできたんです。
その中でね、もがいてきたんですよね。
『自分らしい生き方』というものを求めてもがいてきたんですよ。
その延長線上で、鍼灸師という仕事と巡り合って、、今めちゃめちゃ幸せなんです。
給料が安定してるとか、地位が、名誉が…そんなものは一時的なものです。
自分を満たしてくれないです。
本当に満たしてくれるのは、自分が、自分らしく生きてるか、自分らしく生きて幸せか。
それが人間の生まれてきた目的の一つなんですよ。
そういった目線で仕事選びをして欲しいなと、、
ただ初めから自分らしさをわかっている人なんて、中々いないと思うんですよね。
それを何回も失敗してもがいて欲しいんですよ。僕みたいに。
僕は肉体的なハンディはありますけど、自分らしく生きれば人生のハンディではないんです。
そういったことを意識して、これから仕事選びの指針にして欲しいなと思います。
時間もかなり限られていましたから、文字にするとこれだけなんですけどね。
この場でこんなメッセージを話す私に皆さん驚いたと思いますが、仕事の話より心に響く話をしたかったんです。
この短いメッセージでも、心に響いた方も多かったようで、何人かの方からすぐに反響がありました。
中高生の心の片隅に、少しでも残る話ができていればと思っています。
このあとは場所を変えて、各ブースで個別にお話ができる時間となります。
会場の一室に託児をお願いできたので、うちの奥さんも一時的に参加できました。
とても素晴らしいイベントでした。中高生に様々な体験をしてもらおうということで、皆さんいろんな機材を持ち込んでたり、救急救命士の方は救急車まで一緒に連れて来てくれていました。
ここまで専門職の方の協力を得られたことは大成功でしょう。ただ、来場者が少なかったことが今後の課題ですね。
なにはともあれガイドブック、ラジオも含め色々と参加させていただいたことは、私たち夫婦にとってとても良い経験となりました。
あっ 向かって、2列目の右から2番目に居る!(多分)
奥さんも臨床心理士なんだね(^_^)
正解!
次の日の南海日日新聞に載ってましたよ(⌒∇⌒)
よく気づきましたね!(笑)うち新聞取ってなくて全然知らなくて別の患者さんから聞いてびっくりしました。