【治療日記】5年生の鼻炎

小学5年生男の子、主訴は鼻炎、一年生の頃から一年中花粉症っぽい症状が続いて辛い、常にティッシュが欠かせない状態でした。

脈診で診ると肺経と脾経の虚、胃経と大腸の実、使った経穴は覚えている限り、太淵、三陰交に小児鍼による補鍼、厲兌(れいだ)を銀の古代鍼にてしっかり瀉鍼、商陽も少し瀉鍼。
そう、それと実は鼻炎には食事指導も大事です。
初診後かなり改善し、3診目来院時にはほとんど症状が無くなっていました。
同時に、見るからに乾燥してカサカサだった唇も潤いを取り戻し綺麗になっていました。
4診目来院時、足の裏のひどいガサガサもつるんと治っていました。
お母さんも大喜び。
大人の鼻炎は厄介で中々治りませんが、子供はまだ病態も浅く心身ともに素直、鍼が割と良く効きますね。
子供の全ての鼻炎がこううまくいくわけではありませんが、気持ちのいいほど改善した症例でした。

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