【患者様の声】末期肝臓ガン

 

◯どのようなことでお困りでしたか?

主人が肝臓ガンと診断され余命宣告もされ(数ヶ月)なんとかもっともっと生き延びたいと模索していました。抗ガン剤治療後は低体温(35.8度前後)で、食事や自然療法お手当など尽くしてなんとか1度上げるのに半年かかりました。救急車で運ばれたご縁で県病院で診ていただいていましたが、抗ガン剤治療か放射線治療の二択しか提示されず、診察時もパソコン画面を見るばかりで脈診も触診もなく、目を見て話を交わすこともあまりなくて、違和感、不信感…私達の応援してもらえる人を探していました。

◯症状の経過、思ったこと、感じたこと、どんなことでも自由にお書きください。

主人は食道静脈瘤破裂による吐血という、末期状態で肝臓ガンの発症に気づき(本人は臨死体験もしていたようです)本人よりも周囲の親戚の意向で、抗ガン剤治療を受けることになり(島外で)、なんとか生きて島に帰りたい一心で、約半年間の治療を乗り越えて帰島しました。
それから半年間「ガンは自然治癒力で治りません」「ガンと食事は関係ありません」と断言される医師に診てもらいながら、島内で誰か応援してくださる治療者がいないものかと探していました。孤独感も辛いものでした。
スマホで検索したところ、奄美新郷堂さんが度々ヒットしたのもなんだか不思議でしたが、島外の友人から「信頼できるよ」と連絡をもらって、新郷堂さんに通うようになり、徳洲会病院漢方内科の大田静香先生とつながって、そこから酵素マッサージしてくださる方にもつながって、現在は発症から2年、それなりに幸せに生き延びています。

2020年1月インフルエンザ罹患し、体調悪化突然の激痛で県病院に救急搬送されました。ターミナルケアは他院でといわれ、名瀬徳洲会への転院を希望しました。
モルヒネを中止し食事も始まり、順調に治癒していると思いきや、転院3日前より嘔吐下痢と体調を崩し食事がほとんどとれなくなりました。病院でできることは、吐き気止めの薬を注意するだけ。根本的な解決にはなりません、と私は感じていました。
とにかく転院時、新郷堂さんに寄って鍼灸治療をして、身体を整えてもらおうと車椅子を手配し必死の思いで連れて行きました。
そして徳洲会病院へ、その日は入院初日ということで、そんな体調でも到着後は次々と必要な検査の為、あちこち連れまわされて疲労困ぱいでした。でも翌日嘔吐下痢がおさまり食事がわずかばかりととれたのです。鍼灸の力と先生の腕前と思いました。ありがとうございました。

主人はとにかく気持ちが良いと、治療中は寝落ちしてます。かなりがんこな人ですが、身体はとても素直に反応するようで、30分の治療後パンパンにむくんでいた足がしゅうとしぼんでしわしわになるのが目で見てハッキリわかります。目で見てわかるので、患者様本人もとても満足されています。主人が寝落ちしている間に私はえんえん先生に心の内の思いのたけを聴いていただいて助けていただいています。本当は二人分のお支払いをしなければと思ってます。
それくらい付き添いの私の心のケアもしていただいています。すみません。いつもありがとうございます。

 

>状態や経過をわかりやすく丁寧に書いていただきありがとうございます。そして少しでもお役に立てているようで私としても嬉しいです。
体調にも波があり、度々入退院を繰り返し、落ち着かない日々を過ごされている中で、とても献身的に支えている奥さんの方も、精神的に辛い日々を過ごされていました。本人の辛さはもちろんですが、何が起こるか予断を許さない毎日の中で支えていく方も大変ですよね。
ご主人の体の状態も決して良いとは言えない現在ですが、他の同じような状態の方々と比べてみても、ご主人の生命力の強さは圧倒的に凄まじい、と言っても過言ではありません。
私の治療はその力を少しだけ後押ししているのかもしれません。
治療としては、脈診等の診断後、腎経、胃経、消化器系全体、たまに胆経のツボを使い微調整します。なぜか肝臓の経絡を使っても反応が悪いので、あまり使いません。
これからもご夫婦共に心身を楽にできるよう精一杯治療を頑張ろうと思います。

余談ではありますが、ステージのだいぶ進んでしまったガンをお持ちの方が度々来院されます。少し前にも末期の肝臓がんの別の方がいらっしゃいました。その方も治療をすると、とても楽になりすっきりとすると言われて、家から1時間もかかるのに(上記の方もそれ以上の時間をかけて来院されます)ご主人に連れられ頑張って1、2週に一度は来院されていました。
強力なガンを鍼灸のみで治すことは非常に難しいので、正直私も自信を持って治療しているわけではないのですが、私が思う以上に体と心の大きなサポートになれているのかもしれません。

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