【患者様の声】多くの流産、死産を経て…

○どのようなことでお困りでしたか?

・生理不順
・生理痛(生理の時は痛み止め内服)
・冷え性
・不妊

○症状の経過、思ったこと、感じたこと、どんなこともで自由にお書きください。

「結婚したら当たり前に子供が授かれる」そんなことはないことを、私は看護師である程度知識があった為、結婚して1年ないし半年しても、子供ができなければ「不妊症」を念頭に病院を受診しようと決めていました。
病院を受診し、色々検査を(一般不妊)行いましたが、「原因不明の不妊」との診断でした。
生理不順や、とにかく末端冷え性で、手足は常に冷たく、生理痛も20台前半からあり、毎月あたり前のように痛み止めも飲んでいました。

不妊症に針灸が良いことを知り、妊活と同時に針に週一回必ず通いながら、自宅でもお灸をかかさず続けていきました。
不妊症の治療も島では人工授精までしか出来ない為、タイミングを半年行っても妊娠しなければ人工授精は省いて、思い切って鹿児島の高度生殖医療にステップアップを決めました。
女性が子供を産める年齢には限りがあり、1歳でも若い方が妊娠率をUPする。リスクもへる、染色体異常も減ることを知っていたので、より早くステップアップするべきと判断し、鹿児島への通院をしながら、共に針灸治療を並行してきました。
ステップアップすれば、まだ30代前半、すぐに妊娠できるだろうと思ってはいましたが、そんな簡単にスムーズにはいきませんでした。〈採卵2回、流産3回、死産1回〉を経験しました。

着床率はよく、毎回必ずと言っていいほど着床はするものの「胚」(受精卵)の染色体異常による流産…
やっと妊娠できたと安心しきっていた7ヶ月「臍帯過捻転」による子宮内胎児死亡での出産…
と、とにかく「なんで私ばかり…」「なんで?どうして?」と思うほど、うまくはいきませんでした。
治療を始めて3年さまざまなことがありましたが、すべて私達夫婦にとって意味のあることだったと思います。

そして、現在お腹にいる赤ちゃんが「4ヶ月」を迎えました。
看護師をしながら夜勤など不規則勤務であり、勤務の調整をしながら鹿児島への通院、経済的、身体的にもいろんな葛藤がありながら、はり灸にくると、先生とのたわいもない話しや、スピリチュアル的な話しなど、共に治療を応援してくださり、とても励まされました。
体を整えていただくことはもちろんのこと、内面的にもサポートして下さり、今では生理痛もほどんどありませんし、冷え性も以前に比べれば、ほぼないに等しい程になりました。
はり灸と不妊は、切っても切れない関係にあると思います。自身の体の声を聞きながら感じながら、それを整えていくことで結果「妊娠」にもつながったと思います。
今、振り返ると、きっと不妊症に悩んでいなければ、私と「はり灸」とは無縁であり、先生との出会いもなかったと思います。
色んな意味で、私自身の人生に大きく影響を及ぼしたといえます。
これからもはり灸を続け、元気な赤ちゃんを出産します!!ありがとうございました。

>患者様(以下A様(仮))は、当院に通院し始め2年半が経ちます。
着床率の高さは驚くほどでしたが、中々継続が出来ずに数回の流産を乗り越え、24週を超えて安心しかけたときに、胎児死亡との連絡…私たち夫婦もほとんど同じ時期に同じ経験をしたこともあり、聞いたときにはとても胸が苦しくなりました。
これらの経験すべてが、A様ご夫婦で意味のあることだと感じることを共有されていることは、本当に素晴らしいことだと感じます。これは私たち夫婦においても感じたことです。
この経験を共有されたのなら、夫婦の絆が何倍にも深まるのは間違いないでしょう。

体調面に関して言えば、非常に真面目に通院され、さらに自宅でお灸をしてもらっていたこともあり、しっかりと変化してきました。
余談ですが、妊活を頑張ってらっしゃるみなさんにここは知っていただきたいところです。
針灸治療の良いところは、月経にまつわる不調はもちろん、体調面の様々な不調において、ほとんどのみなさんがなんらかの良い変化を実感し始めます。
「針灸治療で妊娠しやすくなる」とは、針灸治療を続けていくことで、心身全体が良い方向へ変化していく、その変化が起こったことにより妊娠しやすい体につながっていく、と言うことなのです。

話を戻します。
体外受精による不妊治療の場合、島のみなさんは非常に大変な思いで飛行機や船などを使い通院されています。
A様も何年にも渡る不妊治療を、毎回鹿児島に飛行機で通いながら本当によく頑張られました。
それと並行して、私の治療、会話などのコミュニケーション、それらがA様にとって心身共に良いサポートになっていたのであれば、とても嬉しく感じます。

しかしながらまだ4ヶ月、少なくともこれから7ヶ月後半にならないとまだまだ安心できない状況でもありますが、本当に応援しています。これからもまず出産に向けて共に頑張っていきましょう!
表裏びっしりと思いの詰まったお手紙を書いていただき、私も感動しながら読ませてもらいました。本当にありがとうございました。

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