自宅で行ってもらうメンテナンスとして、多くの皆さんに自宅でのお灸を指導しています。
患者様にとって、より使いやすくお得なものを提供致したく、最近仕入れるお灸を変えましたので改めてやり方を説明しておきます。

1、シートから台座を外す

※最初の一つのはずし方にコツあり
裏から押してもらうと浮いてきますので、そこから一つの台座灸を外します。
座面にはすでにノリがついているので、直接皮膚に貼れるようになっています。

2、一旦指に貼り付けてから火をつけます。
3、その後に、お灸する場所に貼り付けます。
4、火が消えて熱さが落ち着くまで、数分置いたままにしておきます。
物足りない場合は2、3個連続でやっても構いません。
たくさんやったり、熱くすればいいというものではなく、やり過ぎは灸あたりと言って効きすぎる場合もあります。
火傷したり水ぶくれにならないように注意してください。
お灸をやる上で、どうしても熱さに敏感な方、またや敏感な場所もあります。
その際、活用して欲しいのがこちら。
調熱絆と言って、これを先に貼ってから台座灸を据える方法もあります。
もちろんこちらも当院で販売しています。
お灸の場所について
通院されている方は、私の方で印を付けますので、そこに毎日行うと良いです。
あと、こちらツボブックは一家に一冊あると便利で、とてもおすすめです。
いろんな症状とそれに対応したツボを書いてあり、ツボの取り方も丁寧に書いてありますので、非常に分かり易いです。
当院で購入もできます。
自宅でお灸を据えることの最大のメリット
今の現状に合ったツボに据えることも大事ですが、それ以上にお灸をすえる時間そのものが最も大事であり、最大のメリットだと私は思っています。
日常忙しく過ごしていていると、自分の心身に耳を傾けることがいつの間にか疎かになってしまうものです。
お灸の時間を作り、ただぼーっとしたり体に意識を向ける時間が何よりも大事なことです。
その時間が心身を滋養し、自然治癒力を高め、心にも余裕を作ってくれます。
自分だけのメンテナンスではありません。
例えば、家族が風邪を引いたとしましょう。
その際、すぐに病院に行く方も少なくないのではないでしょうか?
でもご家庭でできることも色々とあります。自分でなんとかしようと意識すると、必然的に症状の詳細も聞くでしょうし、触って熱いのか冷たいのか触って確かめるかもしれません。
病院、医師の存在が大きくなり過ぎて、心身のメンテナンスを自分で感じ考えることを放棄している現代の流れがあります。
何か症状が出た時に自宅でお灸を据えることは、自分や家族の心身にしっかり目を向ける、というかけがえのないメリットがあります。
私が自宅でのお灸を勧める理由が伝わったでしょうか?
というわけで、特にこれといった症状がなくても、自分や家族にお灸を据える時間を作ることをお勧めします。