土曜日仕事が終わり、急いで向かいました。ほこらしゃ奄美音楽祭!
世界自然遺産に登録されたり、奄美群島日本復帰70周年ということもあり、開催されたようです。
ただ、前情報をほとんど調べなかったのでこのイベントの凄さを全く知らず、一番のお目当て城南海さんのお声を聴きたくて行きました。

まず前半、日本を代表する音楽家の皆さんによる、オーケストラの演奏、始まった途端本物の音というか、とにかく凄まじく感動してしまい、涙ぐんでしまいました。
後半は島唄で、奄美では誰もが知るとても有名な方々が歌や演奏を披露してくださいました。
うちの妻は、「島唄はなんだか悲しい雰囲気でどうも…」といった感じなのですが、私は昔から奄美の島唄は大好きで、心に響くものがありました。
奄美の島唄は全く悪い意味ではなく「陰」の要素が強いのです。
私たち夫婦を陰陽で分けると、妻は典型的な「陽」、私は典型的な「陰」なので、奄美の島唄もより響いてくるのでしょう。
奄美のこれまでの様々な暗い歴史的背景などもあり、それが島唄に表現されているのです。
聴きたかった城南海さんのお歌を鳥肌を立てながらじっくりと拝聴、神がかった有難いお声に手を合わせたかった程です。
Youtubeで見れる好きなものをいくつか貼っておきます。
こちら↑は奄美民謡ではないですが、沖縄の古謝さんとの童神は何度見てもいい。
古謝さんの声や歌い方も、温かくて優しくて心に染み渡ります。
私はなぜか寝る前によく聴いています。
元ちとせさんの非常に難しい曲だと思うのですが、見事です。
こちらもおすすめの民謡「よいすら節」
今回のイベントではオーケストラと共に共演されて壮大なものになりました。
他の歌い手さんたちも私があまり存じ上げなかっただけで、とんでもなく素晴らしくて驚きの連続でした。
そして島唄とオーケストラの合わせ技は、このイベント以外では多分聞くことができなかったでしょう。
ここでは全てを伝えきれませんが、ひたすら感動の時間でした。
最後に、なんとなんと塩田知事(現鹿児島県知事)まで登場されました。
私は知らなかったので、ただただびっくり。お忙しい中来島されていたんですね!
このイベント、全体を通して想像を1万倍超えたすごいものでした。
さらに翌日、バンドクリニックなるものがありまして、まさにこのイベントでのオーケストラの方の数名がうちの子の小学校の吹奏楽の練習を指導してくださいまして、とんでもなくありがたすぎる活動です。
いや〜心が揺さぶられる素晴らしいイベントでした、音楽っていいですね。
それはそうと、付き合ってくれたうちの子たち、「早く出たい、帰りたい」とごねながらも、よく遅くまで2時間以上も頑張って一緒に聞いてくれました。