ハート

当院の治療方針は「礎石指南」と題して院内にも掲示しています

《病気や症状についての基本的な考え方》

・症状には大きく二つの意味合いがあります。
 一つ、心身からの声であり、何らかのサインを症状として出し警告すること。
 一つ、心身の歪みを解消したり、病を治す方法として症状を出すこと。
 症状があるのは、あなたを苦しめるためでも体をむしばむためでもありません。
 これらのことを理解し、まず症状に感謝してください。 

・外的な要因は表面的なもので、人はあらゆる病気や症状を自分で作り出します。
 そのため、外的な治療法だけに頼る受け身の姿勢であれば、意識を変えることが必要です。病気や症状の原因を自分以外のせいにし、自分を省み改善する気のない方は、治療の意味がありませんので、当院での治療はお断りさせていただきます。治すのは患者様本人であり、鍼灸や医療はサポート役だと考えてください。

食生活、仕事、夫婦関係、人間関係、生き方、精神性、感情の過不足、人生そのものが今の体に反映され、それらが、自律神経、内分泌系、筋肉、神経、精神、経絡や高次の波動領域に作用し、症状を生み出します。
よって当院では、腰痛や肩こりでも意味のない患部治療は行いません。
なぜならそこに原因がないからです。ただし場合により意味のある患部治療を行うこともあります。

 《養生について》

・睡眠は十分とること。
・治療当日にアルコール類は飲まないこと。
・食事の内容と量、そして食への態度に気を配り、より自分に合った食生活へと意識を高めること。
・常に心と体の声に耳を傾けながら生きること。
・過去や未来の雑事に気を取られ、珠玉の『今』を無駄にしないこと。
・感謝すること。

その他、各人に必要なことを指導致しますが、最も大切なことは、真剣に心身と向き合う心構えです。
鍼灸治療は病気ばかりでなく、体質を改善し病気にかかり易い素因を取り除いてくれます。
定期的な治療をすることにより疾病を予防し体力の向上をはかり、健康管理の医術としてその真価を発揮します。